私が別に運営しているサイトのドメインをアドセンス審査に出しました。
当サイトのドメインである【 rekiwo.com 】も苦戦を強いられましたが、案の定、別のドメインも大変長い戦となりました。
何度も落ちたことでしょうか。
落ちた回数にして8回。
ほぼ10回も落ちたポンコツサイトが、どのような対策をして合格したのか、その泥臭い軌跡と一緒にご紹介していこうと思います。
では、今回の講義を始めます。
謎の「価値の低い広告枠(コンテンツが存在しない)」
過去にアフィリエイトをしていた時から数えると、かなりの数のアドセンス審査を経験していますが、今回の審査落ちの理由は初めてみました。
それが、
価値の低い広告枠(コンテンツが存在しない)
色々と調べました。
そうすると、2020年以前にはあまり見かけることがなかった理由らしく、現在ではブログをしているアフィリエイターさんを中心にこの理由で審査落ちしているらしいです。
では、そもそも「コンテンツが存在しない」とは何でしょうか。
審査に出したサイトは、移転前の記事を合わせて15記事程度の記事がありました。
どう考えても「コンテンツは存在している」はずです。
ということは、この「コンテンツが存在しない」は記事のことではなく別のことを意味しているのではないだろうかと考えました。
そこで色々と調べてみました。
原因
- 引用部分が多い
- コンテンツに独自性がない
- クローラにサイト情報が伝わっていない
色々と調べてみましたが、どのサイトでも言っていることはこの3点でした。
要は、Googleから見ると、私達のサイトは広告枠である。コンテンツがない広告枠(独自性のない量産されたような記事)だと広告の配信をしても意味がない。また、他者の書いた記事の真似であると全く意味がない。
ということでした。
対策
調べれば調べるだけ、色々な人が色々なことを言い、混乱を招きました。
情報は多いことに越したことはないですが、無闇矢鱈に対策をしても意味がないので、しっかりと吟味して対策をしていくことにしました。
私は上記の理由から、審査に出したサイトに照らし分析した結果、以下の6点に絞りました。
- アドセンス3点対策の実施
- リライティング
- アメブロの全記事を削除し、トップページのみにする
- 内容のないポートフォリオページの削除
- サイトのコンセプトと合わない記事の非公開
- それに合わせて関連するカテゴリとタグを削除
もちろん、独自性のあるコンテンツの充実した記事を定期的にアップすることは言わずもがなだろうと思います。
対策の具体的な内容
アドセンス3点対策
アドセンス対策を調べると必ず紹介されている3つの対策があります。
- プライバシーポリシー
- サイトマップ
- おい合わせフォーム
この3点の設置です。
プライバシーポリシーについては、アドセンス規約で必置となっていますが、サイトマップとお問い合わせフォームは任意です。
ただ、お問い合わせフォームはサイトの治安の良し悪しにも関係してくるので必置だと考えておいて問題ありません。
リライティング
アドセンス審査に落ちたら必ず確認して欲しいのが、記事の中身です。
引用部分が異様に多い記事だったり、文字数が1000文字未満でスッカスカな内容の記事の場合は、早急にリライティングを行ってください。
アメブロの全記事を削除し、トップページのみにする
当初はまったく関係がないと思っていました。
しかし、よくよく考えてみると『コピーコンテンツ』とみなされるかもしれないと思い、早急にアメブロの記事を全て削除し、トップページに移転した報告だけを掲載しました。
トップページにすべてのリンクを掲載するのは不可能なので、アクセスの多かった記事のみに絞り、移転サイトへの流入に役立てています。
コピーコンテンツかの判断基準
余談なのですが、Googleがコピーコンテンツか否かを判断する基準は、検索エンジンにインデックスされた時間順であると考えられています。
ということは、アメブロの記事が先にインデックスされていることは明白なので、移転サイトの記事はコピーコンテンツと推測されるわけです。
その結果、アメブロの記事は常に上位に来ますが、移転サイトの記事は全く上位に来ないと考えれるわけです。
よって、アメブロの記事は削除するほうが賢明であると考えました。
内容のないポートフォリオページの削除
ポイントは『内容のない』ということです。
つまり、コンテンツがないポートフォリオということです。
実績がたくさんあり書くことがあるという方であれば公開しても問題ないと思いますが、実績が少ししかなく書くことがないのであれば公開していても恥ずかしいだけなので、非公開にする方が無難です。
また、これと繋がるのですが、『内容のない』記事は全て非公開にする方がいいです。
記事数より、記事の中身で勝負しましょう。数より質です。
サイトのコンセプトと合わない記事の非公開
例えば、WEBで勝負するならWEBだけにしてコンテンツを育てる方が流行るサイトとなると思います。
というのも、勝負する分野が1つの方が深い記事も書けると思いますし、間違いなく関連記事が増えるのでユーザーのサイト内循環が起きます。
その結果、稼げるサイトになります。
一方で、分野が定まらずボヤケていたら何を伝えたいサイトなのか判断がつかないため、訪問者が減ることが予想されます。
必ず分野は絞りましょう。
とはいっても、ブログ的にたまに関係ない話を書くのはありだと思いますよ。面白いですしね。
それに合わせて関連するカテゴリとタグを削除
分野に併せて不要なカテゴリとタグは消しましょう。
以下に私の審査過程を晒しておきますので、参考にしてください。
一生合格しないんじゃないかと思うくらいハラハラしました。
当サイトのアドセンス審査の過程
2020年4月30日
- アメブロから10ページの記事を移転
- プライバシーポリシーの設置
- サイトマップの設置
- 移転後に1ページ記事を追加
不合格
2020年5月3日
- 1ページ記事を追加
- コンテンツを見直し修正
不合格
2020年5月9日
- 2ページ記事を追加
- コンテンツを見直し修正
不合格
2020年5月11日
- アメブロの記事を全て非公開
- ポートフォリオを非公開
不合格
2020年5月16日
- 全ページのライティングを見直し、修正
不合格
何が悪いのか分からない。。。
2020年5月19日
- 全記事をリライティング
- カテゴリやタグの見直し
不合格
2020年5月25日
- 最低1ページの記事を各カテゴリへ追加
- お問い合わせページの設置
不合格
2020年5月26日
- アメブロ時代の記事を全て非公開(公開記事は5記事のみ)
- サイトのコンセプトに関係ないカテゴリ―やタグを削除
合 格
アドセンス審査に合格するコツ
2度の審査をした結果、合格するコツを得た気がします。
間違っているかもしれませんので、参考程度に留めておいてください。
- 読み手を配慮したサイト設計
- 読み手に配慮したサイト構成
- 読み手を配慮したライティング
この3点に尽きるのだと思います。
読み手を配慮したサイトを作り上げると、必然的に広告主も配慮した形となるからです。
順番に見ていきましょう。
読み手を配慮したサイト設計
サイト設計と難しい言い方をしていますが、要は『読み手に不信感を与えないサイト作り』ということです。
例えば、プライバシーポリシーの設置。
プライバシーポリシーを設置することで、「このサイトは個人情報の管理をきちんとしているんだ」と安心することができます。
例えば、お問い合わせフォームの設置。
お問い合わせフォームの設置にしても、「何かあったときはここからお問い合わせすれば大丈夫なんだ!」と安心することができますよね。
この不信感を与えない。安心感を抱かせるサイト作りが大事だということです。
読み手に配慮したサイト構成
「サイト設計と同じじゃねーか!どう違うんだよ!」という声が聞こえそうですが、敢えて別にしているので全く違います。
要は、『読み手の導線が分かりやすいサイト作り』ということです。
例えば、サイトマップの設置。これがあるのとないのとではサイトの全体像の把握のしやすさが違うと思います。
たった1つのことですが、これだけで読み手自分の読みたい記事への導線が分かるということです。
カテゴリやタグの整理についてもそうです。
ごちゃごちゃあるとどのカテゴリを見ればいいのか分かりません。
しっかりと導線を作り、導いてあげてください。
読み手を配慮したライティング
自分たちの書いた記事を見に来てくれるのはなぜなのでしょうか。
この問に一瞬で回答ができた人は、ユーザーのことをきちんと考えて記事を書いていると思います。
答えをいうと、「自分の知りたいことがあるから、大事な時間を使って訪問し、読んでくれている」ということです。
『大事な時間を使って』読んでくれているわけです。
なので、きちんと有益な情報を提供しなければなりません。
それにも関わらず、他者の書いた記事のコピーだったり、誰でも知っているような内容だったりしたらどうでしょうか?
時間の無駄ですよね。
だから、そのような独自性も無く、読む価値もないゴミ記事はふるいにかけられるわけです。
まとめ
Google Adsenseに合格したい!という方は、以下の一点だけを意識してサイト設計をし、サイト作りをしてみてください。
もし、自分が読み手だったらこのサイトを熟読するだろうか
この一点がサイトの運営の全てなので、この一点だけでいいと思います。
まとめ
この記事を読んでいただいた方は分かるかもしれませんが、2020年である今年はアフィリエイト業界の改革の年と言っても過言ではありません。
アドセンスの審査も厳しくなり、Amazonアフィリエイトの審査基準も、2020年3月以降に変更されました。
2020年からはアフィリエイト業界が変わるかもしれません。
今までの常識が非常識になる時代が来るかもしれません。
常に、動向には気を付けて情報を追って欲しいと思います。
別のドメインでのアドセンス審査の話も書いていますので、ご興味があれば読んでみてください。
今回の講義はこれで終わります。
では、またお会いしましょう!